|
自身も昔は喫煙者でしたので、もちろん分かっています。いくら『お金の話』をされたところで絶対に止められないもの、それがタバコであると。そもそもタバコを吸っていたときは禁煙なんてタイムマシーンを開発するほど不可能なことだと真剣に思っていました。ところが結果として、それは間違いでした。タバコを止めることは『可能・不可能』で言えば、可能なことです。
はじめに |
と言ってもいきなり禁煙に成功したわけではありません。これまで何度も失敗してきた経緯があります。電子タバコ、嗅ぎタバコ、ニコチンパッチ、ガム、1mgのタバコなど。そうした数々の失敗を踏まえ最終的には止めれたわけですが、その方法が何だったのかと言いますと、実にシンプルなものでした。 今や生活費に占めるタバコの出費は無視できない存在になっていると思います。以下では『自力でタバコ代を0円にした成功体験』を基に、禁煙方法について解説していきます。 |
自力でできる 禁煙方法 とは |
まず、タバコを吸うためには避けて通れない道のりがあります。それを思い出してみてください。あなたがタバコを吸うまでには主に 2つの動作が必要になっているはずです。 1つ目は「タバコを買うこと」。そして 2つ目は「火を付けて吸い込むこと」です。 このうちの、前者を止めます。 |
タバコを 購入しない |
当たり前ですが、タバコは 買わなければ吸えません。タバコの栽培から製造までを手がけてる喫煙者なんてごくわずかでしょう。そして禁煙は、吸うことを我慢するよりも、タバコの購入を我慢する方が簡単かつ確実でした。 結局タバコの吸引については、最後までコントロールできないものでした。ニコチンの依存作用は想像以上に凄まじく、コカインなどの覚醒剤と同じレベルと言われる病的なものです。実際に「ニコチン依存症」ともなれば病気なわけですが、タバコを所持していれば必ず吸ってしまうでしょう。いつの日か自然にタバコが吸いたくなくなるときが訪れることを心のどこかで期待しているのであれば、それはないと考えるべきです。 しかしよく考えたらニコチンが自分の脳ミソをハッキングし、遠隔操作でタバコを買いに行かせてるわけではないことがわかりました。買い物についてはあくまで自分に決定権があり、お金を使うかどうかを決めているのは、ニコチンではなく自分だったのです。 要するに、カロリーの高いケーキやお菓子などに対して普段から行っている "買わない決断" を、タバコに対して行います。ここでの目的は、喫煙の原因になっている『ニコチンを絶つこと』であるため、期間は1ヶ月程度で構いません。そうすることで家計を直撃し、周りに迷惑をかけ、部屋を汚し、胸の痛みに怯えてきた地獄のループから離脱できます。具体的な流れについては、以下で説明していきます。 |
初めにタバコを 消去する |
まず最初にやるべきこと、それは全部のタバコを吸うことでした。バッグやデスクの中も調べ、所持してるすべてのタバコを消費したんです。そうすると、いずれタバコが底を突きます。タバコが無くなったら新規の購入は控えました。これ以上、タバコにお金を使わせないようにしたのです。 |
吸いたくなるとき |
タバコが無くなれば当然吸えなくなります。いくら吸いたくても、あなたが購入しない限り吸えません。他の人からもらうことができるかもしれませんが、それには限度があります。そして吸いたくなる衝動が襲ってきたら、頭の中で以下のような言葉を唱えましょう。 「タバコは買わない。そう決めたから」 タバコが吸いたくなる衝動というのは、数十秒程度の欲求の繰り返しにすぎません。吸いたい衝動が消えるまでの間、初心などを繰り返すことで時間を使います。このやり方は、元々『数を数えるタモリ式禁煙法』から学んだものですが、数字よりも決意のようなものを繰り返すとより効果がありました。 |
経過 |
禁煙を始めた当日から 10日ぐらいは、断続的に吸いたくなる衝動が襲って来るでしょう。しかしその衝動は、後から思えば長続きしません。 10日も経てば衝動の回数は劇的に減っています。一方、衝動の強さはまだ強い段階にあるので油断してはいけません。吸いたくなったら決意を連呼してやり過ごします。 「タバコは買わない。そう決めたから。タバコは買わない。そう決めたから。タバコは買わない。そう決めたから。タバコは買わない・・・・ブツブツブツ」 |
お菓子 |
ちなみに禁煙してる間は何を食べても構いません。ガムやアメ、ドリンクやアイスなどを食べると気が散って効果的です。 また気分が落ち着かなくなると、ウロウロ歩き回わったりし始めます。無意識に今までタバコを吸っていた喫煙場所に立ってたりします。どうしてもタバコが吸いたくなったら、その衝動を抑える必要はありません。少し体を動かして暴れてみるのも気分転換になっていいと思います。 でも絶対に、買わないでください。 |
2週間 |
ふと、タバコが吸いたくなる瞬間があります。もうダメだと究極的にタバコが吸いたくなる瞬間、クライマックス がやってきます。でもこの方法だけは、どんなに吸いたくなっても大丈夫だったんです。なぜならあなたがタバコの購入を許可しなければ、吸えないからです。 3週間も経てば、タバコを欲しがらなくなってきます。むしろそれまで気にならなかったはずの他人が吸ってるタバコが「ウザイ・クサイ」と感じるようになるでしょう。そうなれば成功のサインです。 |
1ヶ月 |
ここまで行けばゴールです。 自分の意志だけで 1ヶ月間禁煙できました。「タバコを吸いたい」という気持ちは、ほとんど消えたかと思います。呼吸が楽になったり、胸が痛くなくなったり、口の中の苦味が消えたり、身体的な違いも感じるはずです。 ところがそもそもタバコは違法ではありません。もしもこの時点で吸い続けようと思うのであれば吸っても構わないと思います。ただしあなたの体からは、喫煙の原因であるニコチンが抜けています。タバコを吸わない人たちと同じ、ニコチンの影響下にないクリアな状態で物事を判断できるようになっているはずです。 |
たった 1ヶ月の禁煙ではありますが、再び喫煙しまた元の生活に戻ろうと考える人は、少ないのかなと思ったしだいです。
■サイト内検索 |