ピザを買いました。

この写真で何のピザかわかった人はかなりの "ピザ通" なはずですが、わかるでしょうか?

正解は、宅配ピザのドミノピザで販売されている、「帰り道で拾ったピザ」。

特設サイト『ワンダフルピザ』で買いました。
【参考】 ワンダフルピザ
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ワンダフルピザは、2012年からドミノピザが密かに運営しているオリジナルピザ専門の特設サイトで、今までこれといって話題になることも無く、自分もその存在を忘れていました。ところが先日のこと、何気なくこのサイトを訪問しピザを人気順で並べてみたところ、「正気か」と目を疑うほどの独創的なピザが、数多くデータベース化されていることに気が付いたんです。
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たとえば現在一番人気になっているのは、こうし氏が手がけた 昇天ペガサスMIX盛り。このピザは、肉素材と野菜素材を半分に分けて究極まで盛ったらしく、ピザ 1枚の値段が 5,589円まで跳ね上がっています。
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【参考】 GAGAZINE-世界のピザ価格調査
ただでさえ世界一高いとされる日本の宅配ピザLサイズの値段(3,200円)を、175%もオーバーしています。これはつまり、日本銀行がデフレ脱却のために目標としている物価上昇率、2%の 87倍。この先、もしもアベノミクスが失敗に終わったら日本の物価はこうなるという見本を示したような、ハイパーインフレ仕様のピザなわけで、昇天するもの無理はありません。
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そして二番人気は、犬氏が手がけた 帰り道で拾ったピザ でした。詳しいスペックを見ると、これで本当に二番なのかと疑ってしまうような内容で、ピザソース無しのミルフィーユ生地に、モッツァレラチーズ、カマンベールチーズ、ダブルチーズの3種類をトッピング。作者いわく、「食べれないけど美味しい」とのこと。

で、実際に後者の方を買いました。すると、間もなくしてアフリカの大自然をほうふつとさせるヒョウ柄のピザが到着。後からわかったことですが、ピザの表面が厚さ 3mm程度のチーズで覆われているために、このような見た目になっていました。

近くで見ると、まるでチーズの惑星であります。

気になる味も、期待を裏切らないほどチーズという結果に。持ち上げてみるとわかりますが、分厚い地殻の内部で溶けたチーズがマグマのような液体となって対流しています。驚いたことに、当初ヒョウ柄に見えた茶色い模様は、過去にチーズが噴火した跡だったのです。
ただし、このピザはとんでもないしょっぱさ。さすがに帰り道で拾っただけのことはあって、部分的にありえないほど塩分が凝縮されており、うっかりしてると胃の粘膜を殺られる可能性もありそう。犬氏が述べている「食べれないけど美味しい」という説明は、このピザのテイストをよく表しているなと思いました。
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